【BANANA FISH】配信VOD
アマゾンプライムビデオ | |
料金 | 400円/月 |
無料期間 | 30日間 |
シリーズ配信数 | 0 |
市長方法 | 定額見放題 |
アマゾンプライムビデオ | |
---|---|
年会費3,900円(税込)プライム会員で動画見放題!30日間の無料トライアル!最新作から、Amazonオリジナル作品まで!プライム会員でお急ぎ便使い放題や音楽聴き放題など多彩なサービスが利用できる!
|
作品概要
1985年5月から1994年4月にかけて「別冊少女コミック」にて連載された吉田秋生による人気漫画「BANANA FISH」を原作としたアニメーション作品。
アニメは、2018年7月から12月にかけて全24話がフジテレビ系ノイタミナ枠にて放送され、バナナフィッシュによって巻き起こるギャングたちの戦いを描いた本作品は、若い女性を中心に多くのファンの支持を得ました。
そんな本作品ですが、監督は「Free!」や「中二病でも恋がしたい!」などに携わった内海紘子が務め、アニメーション制作を「坂道のアポロン」や「ユーリ on ICE」を手掛けたMAPPAが務めました。
また、本作品は原作が24年前に発売されていることから、アニメにおいては時代設定が2018年頃の現代へと変更されており、大きな物語の変更はありませんが、原作にはなかったスマートフォンなどが登場するようになっています。
あらすじ
場所は、アメリカのニューヨーク。
並外れて整った容姿と卓越した戦闘力を持つ少年、アッシュ・リンクスは17歳の若さにして圧倒的なカリスマ性を持ち、ストリートギャングをまとめ上げるボスとなっていました。
そんなある日、アッシュは自身の手下によって銃撃された男から、死ぬ間際にカリフォルニアのとある住所と「バナナフィッシュ」という言葉を伝えられます。
男が言い放った「バナナフィッシュ」とは、アッシュの兄であるグリフィン・カーレンリースが廃人となったしまった原因のドラッグとされており、その出元や製造方法が一切不明の薬でした。
思わぬ人物から「バナナフィッシュ」という言葉を聞いたアッシュは動揺し、本格的に調査へ乗り出すことを決意します。
しかし、この「バナナフィッシュ」をきっかけに、ストリート・ギャングを取材に来ていた日本人大学生の奥村英二をも巻き込んだ大きな戦いへと発展してくのです。
果たして、「バナナフィッシュ」が持つ謎とは…。驚きの展開が続く本作品の結末は、ぜひご鑑賞してお確かめください。
登場人物
・アッシュ・リンクス/声:内田雄馬
本作品の主人公の1人。
ニューヨーク・スラム街のストリートキッズグループを統括するボス。並外れた美貌とIQ180を超える頭脳、そして圧倒的なカリスマ性を持つ人物。幼い頃にコルシカ・マフィアのボスであるディノ・F・ゴルツィネに男娼として買われ、彼の元で戦闘の教育も受けるようになる。
・奥村英二/声:野島健児
本作品の主人公の1人。
カメラマンの助手として、伊部俊一と共にストリートキッズのため日本からアメリカに来ており、そこでアッシュ・リンクスと出会う。奥村英二の無償の愛を通してアッシュが心から信頼する唯一の人物となったが、それが原因で的に狙われてしまう事も多い。
・ショーター・ウォン/声:古川慎
チャイナタウンのギャンググループのボス。
少年刑務所時代からアッシュの親友で、両サイドに刈り込みを入れた紫色のモヒカン頭という特徴をしており、性格は明るく仲間想い。実家はニューヨークのチャイナタウンで中華料理店をしており、現在は姉のマーディアが店を経営している。
・ディノ・F・ゴルツィネ/声:石塚運昇
コルシカ・マフィアのボス。
少年愛の性癖があり、幼いアッシュ・リンクスを寵愛する。その後、アッシュの才能を見抜いて後継者として育てる傍ら、アッシュを男娼の商品としても使用していた。かなりの切れ者で、人を廃人化させる薬・バナナフィッシュを用いてアメリカ政財界の支配をも目論んでいる。
感想/ネタバレ
(不朽の名作が24年の時を超えてアニメ化)
1985年5月から1994年4月まで「別冊少女コミック」にて連載されていた本作品。
スラム街に生きるアッシュ・リンクスと日本で生まれた奥村英二が辿る、悲しくもはかない運命を描いた本作品は、作品が完結した今も非常に多くのファンから支持を得ており、伝説の名作と呼ばれる作品の一つです。
しかし、伝説の名作とはいえ、24年も前に完結した作品。これまでアニメ化されてこなかった作品が長い時間を経て、今アニメ化された理由は何だったのでしょうか?
それは、本作品を執筆した吉田秋生のデビュー40周年というタイミングと、プロデューサーの悲願によるものだったのです。
なんでも、学生時代に原作の大ファンとなった女性が、アニメ制作会社でプロデューサーとなったのを機に熱烈にアタックしたところ、吉田秋生の40周年のタイミングが重なってアニメ化へと繋がったというのです。
タイミングが重なったとはいえ、誰かの強い想いによって24年前に完結した伝説の名作が蘇るというのは、心揺れるものを感じます。
「今の若いアニメファンに知ってほしい」とプロデューサーが述べているように、作品を知らない人でも存分に魅力を感じることができる本作品。色褪せることない名作を、堪能してみてはいかがでしょうか。
(悲しい運命を辿るアッシュの幸せとは)
本作品の魅力の一つに、アッシュ・リンクスという存在が挙げられます。
若くしてスラム街を仕切るほどのカリスマ性を持ったアッシュは、男娼としてマフィアのボスに買われていた経験や、兄を薬によって廃人状態にさせられた過去を持っており、幸せとは無縁の場所にいました。
しかし、そんな彼も、全てを受け入れて守ろうとしてくれる奥村英二との出会いを通して、少しずつ幸せを求めるようになります。
けれども、彼の運命は幸せへの道を辿ろうとはしません。
眉目秀麗でカリスマ性があり、戦闘にも優れたスラム街のボス。そんな持ちすぎた彼の周りには、妬む者や手に入れようとする者が大勢現れるのです。
平凡な暮らしすらも手に入れることを許されないアッシュ。そんな悲しい運命を辿っていく彼が、最後に求めた幸せとは一体何か。ぜひ、その目でお確かめください。