【さよならの朝に約束の花をかざろう】配信VOD比較
U-NEXT | ビデオパス | アマゾンプライム | TSUTAYATV | |
料金 | 1990円/月 | 562円/月 | 400円/月 | 933円/月 |
無料期間 | 31日間 | 30日間 | 30日間 | 30日間 |
シリーズ配信数 | 0 | 0 | 0 | 0 |
視聴方法 | レンタル | レンタル | 購入 | レンタル |
U-NEXT | |
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作品概要
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」や「心が叫びたがっているんだ。」で脚本を務めた岡田麿里が脚本と初監督を務めた長編アニメーション映画作品。「Angel Beats!」や「花咲くいろは」と手掛けたP,A,WORKS制作で作られ、2018年2月24日に映画が公開されました。
10代半ばで外見の成長が止まり、数百年の寿命を持つ一族のイオルフの民の一人である少女のマキアが捨てられていた人間の赤ん坊エリアルを拾い育てていくという物語の本作品は、繊細な表現まで作り込まれた絵の美しさと物語の評価が高く、第21回上海国際映画祭ではアニメーション最優秀作品賞を受賞、第51回シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭ではファンタスティック・ディスカバリー部門で最優秀長編作品賞を受賞するなど数々の賞を受賞しています。
また、関係者からの評価も高く、「君の名は。」で知られるアニメ監督の新開誠は「自分の中のふだん忘れていた記憶を揺さぶられる、素敵な映画だった。初監督としてこれだけの質を突きつけられると、嫉妬もするし焦りもしてしまう」と自身のTwitterで評価するほどでした。
あらすじ
10代半ばで外見の成長が止まり数百年の寿命を持つ一族、イオルフの民は「別れの一族」とも呼ばれ生きる伝説とされていました。
そんな穏やかな生活を送るイオルフの民の元に、長寿の血を求めたメザーテ軍がレナトと呼ばれる古の獣を連れて攻め込んできます。
そして、レナトの暴走によりイオルフの民の少女マキアは森へと吹き飛ばされてしまいます。
帰る場所と仲間を失ってしまったマキアが暗い森をさまよっていると、親を亡くしたばかりの人間の赤ん坊を見つけ、マキアは自身の生きる希望のようにその赤ん坊を育てることを決めます。
エリアルと名づけたその赤ん坊は、やがて青年へと成長をしていきますが、マキアの見た目は10代のまま。自身の見た目を超えて成長し続けてしまう我が子のような存在、そして自分の見た目より若い母親のような存在、お互いが複雑な思いを抱えたまま物語は戦争へと進んでいきます。果たして、彼らを待つ結末とは…。
出演者/キャスト
・マキア/声:石見舞菜香
本作の少女。イオルフの民の一人。
同じイオルフの民であるクリムに片思いしているが、クリムとレイリアが恋仲であることを察して身を引いてしまうような控えめな性格。両親がおらず、イオルフの民と共に暮らしていた時は、友人といてもひとりぼっちであるような感覚を持っていた。
・エリアル/声:入野自由(成人)、櫻井優輝(幼少)
盗賊に家族を殺されてしまい1人でいた時にマキアに拾われる。人間。
マキアと血の繋がりがないことや、マキアと自身の見た目が近づいていくことを複雑に思い、自身の中で葛藤を抱えながら思春期を過ごす。戦争が始まり、メザーテ軍に入隊する。
・レイリア/声:茅野愛衣
イオルフの民をメザーテ軍が襲った際に、イオルフの一番の美女だったことからメザーテの王子の妃として攫われる。イオルフの民の一人。
快活な性格だったが、クリムト両想いだったにもかかわらず、攫われてメザーテの子供を身ごもってしまい引きこもる性格となってしまう。
・クリム/声:梶裕貴
イオルフの民をメザーテ軍が襲った際に、何とか逃げ出すことに成功。イオルフの民の一人。
両想いだったレイリアをメザーテから取り戻そうと策略し、突然再会したマキアに手伝ってもらうよう説得する。
・ラング/声:細谷佳正
マキアがエリアルを拾ってすぐに、家に迎え入れてくれた農家の子ども。人間。
2人兄弟で弟にデオルがいる。マキアに想いを寄せており、大人になって再会した時に告白をするがマキアに振られてしまう。
・ディタ/声:日笠陽子
マキアがエリアルを拾ってすぐに迎え入れてくれた農家の近くに住む少女。人間。
幼少期からエリアルに想いを寄せていたが、若い見た目で可愛らしいマキアに嫉妬してしまい、エリアルを傷つけるような態度や言葉を吐いてしまう。大人になってからメザーテ軍に入隊したエリアルと再会し、結婚する。
感想/ネタバレ
(人間として成長していくエリアルの人生)
本作品では、マキアが森で拾った時は生後間もない赤ん坊で拾ったところから、次第に成長していき思春期などを経て青年となり、最後はおじいちゃんとなって死ぬところまでの一生が丁寧に描かれています。
始めは、手はかかるが純粋な男の子。そして、血がつながっていないことを知り複雑な気持ちも相まって素直に「母親」と呼べなくなる思春期。その後、マキアの元を離れることを決心して最後に「お母さん!」と呼べた青年期。
エリアルの一生が丁寧に描かれているからこそ、観客もエリアルを親のような目線で見ることができ、その分感動も増すのだと考えられます。
(イオルフの民のマキアが注ぐ母親としての愛情)
10代半ばで外見の成長が止まり数百年の寿命を持つ一族としてイオルフの民は、人里離れた土地に住み、ヒビオルと呼ばれる布に日々の出来事を織りながら静かに暮らしていました。
しかし、メザーテ軍の攻め込みにより人間の元に行くことになってしまったマキア。見た目は歳を取らないことから怪しまれないようにするため、居場所を転々としなければいけない生活をしていく中で、子どもとして育てている人間のエリアルは自分の見た目に徐々に近づいてきます。
様々な気持ちの葛藤を抱えながら、それでも母親としての愛情を注ぎ続けるマキアの健気さに観客は涙すること間違いなしの作品となっています。