「僕だけがいない街」あらすじ感想&動画配信視聴ならVOD【U-NEXT・FOD・Dアニメストア】

【僕だけがいない街】配信VOD比較

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作品の概要

「ヤングエース」にて連載されていた三部けいによるサスペンス漫画を原作としたアニメ作品で、2016年１月から2016年3月25日までフジテレビ系「ノイタミナ枠」にて放送されていました。

「この漫画がすごい！2014　オトコ編第15位」や「マンガ大賞2014　第2位」を受賞するなど原作の漫画は高い評価を得ており、アニメが放送されている同時期の2016年3月には俳優の藤原竜也さんや有村架純さんによって実写映画化がされています。

また、原作とは別の視点で描かれたノベライズ本「僕だけがいない街AnotherRecord」やメインキャラクターに焦点を当てた短編集「僕だけがいない街 Re」など、原作の連載が終了した後もその高い人気から様々な展開を見せています。

あらすじ

売れない漫画家の藤沼悟は、近くにいる人に悪いことが起きると自動的にその直前にタイムリープしてしまい、その悪いことが起きる要因を取り除くまで繰り返しタイムリープが続くという「再上映（リバイバル）」の特殊能力を持っていました。

そしてある日、藤沼の母親である佐知子が買い物中に、少女の手を引く男を不審に思い未然に防いだことから犯人によって殺害されてしまいます。

藤沼は母親を救うために「再上映（リバイバル）」によって殺害を防ごうと試みますが失敗。

その後、更に強く念じて「再上映（リバイバル）」を行うと、今度は18年前に戻ってしまいます。そして、藤沼は18年前に起きた「連続誘拐殺人事件」と母親を殺害した犯人が同一人物であることに気がつき、現在と18年前を往復しながら母親を救うことを決意します。

出演者/キャスト

・藤沼悟/声：満島真之介（成人）、土屋太鳳（小学生）
本作の主人公。「再上映（リバイバル）」の特殊能力を持つ。

漫画家としてデビューをしていながらもなかなか売れる作品ができず、「OasiPizza」というピザ屋でアルバイトをしながら生活をしている。

本人は「再上映（リバイバル）」について「マイナスだった事がプラマイがゼロになるだけ」と、あまり特殊能力について良い印象を持っていない。

・雛月加代/声：悠木碧
小学校で藤沼のクラスメイト。「連続誘拐殺人事件」の被害者の一人。

母子家庭で母親と愛人から虐待を受けており、あまり言葉を発さず、クラスでも少し浮いた存在になっている。

藤沼が「再上映（リバイバル）」して雛月に積極的にかかわろうとしたことで、少しずつ心を開いていき一緒に行動するグループの一人となる。

・藤沼佐知子/声：高山みなみ
藤沼悟の母親。現在で連続誘拐殺人事件の犯人に殺害される。

若い頃に藤沼悟の父親とは離婚しており、女手一つで育て上げる。正義感が強く、行動力もあり、優しい性格の持ち主でもある。

また、元テレビ石狩の報道部アナウンサーだったことから洞察力に優れており、少女の手を引く男性を見て18年前に起きた「連続誘拐殺人事件」の犯人だと気づく。

・片桐愛梨（アイリ）/声：赤﨑千夏
現在で藤沼悟と同じピザ屋「OasiPizza」でアルバイトしている女子高生。

藤沼が母親の殺害事件の容疑者となってしまった時に、藤沼が殺してないことを信じ、警察から逃亡することを手助けしてくれる人物。

年齢の離れた藤沼のことは、「尊敬できるお友達」として慕っている。

・小林賢也（ケンヤ）/声：柄本裕（大人）、大地葉（小学生）
小学校で藤沼のクラスメイト。一緒に行動するグループの一人。

父親が弁護士ということから頭脳明晰で観察眼も優れており、大人びた性格である。

藤沼が「再上映（リバイバル）」する前は雛月が虐待されていることに気づきながらも手出しはできないと諦めていたが、藤沼が奮闘する姿を見て徐々に変化していき真犯人を捕まる協力をする。

感想/ネタバレ

（巧妙に張り巡らされた伏線がすごい！）
現在と過去を往復しながら真犯人を探していく物語の中では、何気ない発言すらも藤沼を通して誰かに伝わり、そして未来を少しずつ変えていきます。

そのため、見ている側も気にも留めていなかったような発言が誰かの未来を変えていたりするので何度視聴しても新しい伏線に気づくことができるでしょう。

また、現在と過去を往復する中で、藤沼が徐々に真犯人に近づくことで真犯人の現在での行動も異なってくるので、よそ見する暇のない作品になっています。

（原作・アニメ・映画で異なる結末）
「再上映（リバイバル）」の特殊能力を使うことで現在と18年前の過去を往復しながら真犯人を見つけて犯行を未然に防ぐことを物語の主軸としたこの作品においては、1つの行動や1つの発言によって結末を変えることができるのです。

そうした特殊な本作品だからこそ、原作・アニメ・映画それぞれで結末を違和感なく変えることができたと言えます。

アニメでは原作に寄せて物語を作っていますが11話以降は異なる内容となっており、ハッピーエンドかバッドエンドかという部分も異なってくる結末が用意されているので、原作や映画は見ていてアニメは見ていないという方はぜひ視聴してみて下さい。