「ズートピア」あらすじ感想&配信動画視聴ならVOD【U-NEXT・dTV・ビデオマーケット・ビデオパス・TSUTAYA】

【ズートピア】配信しているVOD比較

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作品概要

ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオによって製作されたアニメーション映画。2016年3月にアメリカで公開され、日本では2016年4月に公開されました。

ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオとしては1973年に公開された「白雪姫」から数えて55作品目となる作品で、「シュガー・ラッシュ」などを手掛けたリッチ・ムーアや「塔の上のラプンツェル」などを手掛けたバイロン・ハワードらが共同監督を務めました。

肉食動物と草食動物が共存する大都会ズートピアにおいて、警察官となったウサギのジュディ・ホップスと詐欺師でキツネのニック・ワイルドがタッグを組み、連続行方不明事件を追うという物語の本作品は、動物を通して人種差別などの問題を巧妙に描いたことで話題となり、多くの評価を得ました。

そんな本作品は、ハリウッド映画賞のハリウッド・アニメーション賞やゴールデングローブ賞の長編アニメ映画賞、アカデミー賞の長編アニメ映画賞など数多くの賞をを受賞しています。

あらすじ

肉食動物と草食動物が共存する世界で田舎に暮らしていたウサギのジュディ・ホップスは幼い頃から警察官になるのが夢でした。

しかし、体も小さく草食動物でもあるウサギは警察官には向かないと両親を始め、周囲の動物たちは否定的でした。

そんな周囲の意見を押し切り、警察学校に入学したジュディは学校を首席で卒業。その後、初めてのウサギの警察官として市中心部の警察署へ配属されます。

ジュディが配属された課では、14匹の肉食動物が行方不明となる事件の捜査を行っている最中でした。ゾウやサイといった屈強な同僚の警察官たちが次々と捜査へと乗り出していく中、ジュディは警察署長から駐車違反の取り締まりを命じられてしまい、捜査へは加えてもらうことはできませんでした。

様々な不満を抱きながらも駐車違反を取り締まるジュディ。そんな時、詐欺を行っていたニックと出会います。最初の出会いではジュディがニックを咎めるも軽くあしらわれてしまって逃げられますが、その後も偶然が重なり行動を共にしていくうちに2人は一緒に行方不明事件を捜査するようになります。

草食動物であるからといって決して夢を諦めないジュディと、肉食動物初のジュニアレンジャースカウトの団員になろうとした際に「キツネは信用に値しない」という理由だけでいじめを受け、夢を諦めた過去を持つニック。

果たして2人は事件を解決できるのか、そして2人の展開にも注目してぜひ作品をご覧ください。

出演者/キャスト

・ジュディ・ホップス/声:ジニファー・グッドウィン(英語版)、上戸彩(日本語版)
本作の主人公。草食動物でウサギの女性。

誰に対しても分け隔てなく接し、平等に扱うことのできる正義感を持った性格。警察学校を首席で卒業し、ズートピア初のウサギの警察官となる。両親と275匹の姉弟がおり、両親からは「ジュージュー」と呼ばれる。

・ニック・ワイルド/声:ジェイソン・べイトマン(英語版)、森川智之(日本語版)
肉食動物でキツネの男性。

肉食動物初となるジュニアレンジャースカウトの団員になろうと夢見ていたが「キツネは信用に値しない」とされ、いじめを受けたことで夢を諦めた過去を持つ。その過去が原因で、周囲の差別や偏見の目には逆らわずに行動するようになる。フェニックの詐欺師仲間フィニックと共に詐欺を行う毎日を過ごす。

・ベンジャミン・クロウハウザー/声:ネイト・トレンス(英語版)、高橋茂雄(日本語版)
肉食動物でチーターの男性。

肉食動物だが、人当たりが良く誰にでも優しく接してくれる性格。常にドーナツを手に持っており、太った体型をしている。警察署の受付を担当している。

感想/ネタバレ

(知れば知るほど奥深い、技術が詰め込まれた作品に感動!)
人種差別などを巧妙に描き、様々な社会問題を世界中に提示した本作品はその物語性が高く評価されているが、それと同じぐらいに高く評価されているものがあります。それは技術力です。

様々な種類の動物が登場する本作品。街のシーンで動物たちが一斉に違う行動をとるという場面では、毛の質感から毛並、光の当たり具合にいたるまで一匹一匹の特徴に沿った映像が作られています。

細部に至るまで作り込まれた本作品は、まさにディズニー映画の今も技術力が全て詰まったといっても過言ではない作品となっているといえます。

(大人にこそ見て欲しい、多様性の生き方を描いた作品)
技術力はさることながら、やはり注目されるのはその物語です。

草食動物と肉食動物の差別を始めとして、体が大きい小さいという差別や男性と女性の差別など様々な差別問題がこの物語には登場します。

こうした差別問題というのは現在の日本をはじめとする世界各国で、今なお問題となっている事柄です。

気づかないうちに差別や偏見によって誰かを傷つけたり、自分が傷つけられていたりというのは、決してズートピアに住む動物たちだけでなく私たちにも当てはまることなのでしょう。

こうした社会問題をディズニー映画という世界各国で老若男女から多くの人に鑑賞されるものを通して提示しているということは広く大きな意味を持つと考えます。

多様性の生き方とは何か、今こそ大人に考え直してもらうきっかけとして鑑賞していただきたい作品となっています。

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