【白ゆき姫殺人事件】VOD配信比較
U-NEXT | hulu | ビデオパス | dTV | TSUTAYA TV | |
料金 | 1990円/月 | 933円/月 | 5620/月 | 500円/月 | 933円/月 |
無料期間 | 31日間 | 14日間 | 30日間 | 31日間 | 30日間 |
シリーズ配信数 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
視聴方法 | 定額見放題 | 定額見放題 | 定額見放題 | 定額見放題 | 定額見放題 |
U-NEXT/ユーネクスト | |
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月額1,990円(税別)ですが、ポイントが1,200円分付与。実質790円で見放題!作品数13万本以上!特に新作映画やドラマに強いので、新作を見たい方におすすめ
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hulu/フールー | |
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ビデオパス | |
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TSUTAYA TV/ツタヤ | |
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新作・準新作を除く対象作品約10,000タイトルが見放題。月額933円(税抜)で新作約2本分のレンタルに使える1,080円分のポイントがもらえる。レンタル制限がなくCDもレンタルできる!
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作品概要
2012年7月に集英社から刊行された湊かなえによるミステリー小説「白ゆき姫殺人事件」を原作とした実写映画作品。
本作品の原作は、「告白」や「夜行観覧車」など数々の映像化作品を生み出し、読んだ後に嫌な気分になるミステリー(イヤミス)ジャンルの代表的作家として知られる湊かなえが執筆しており、オリコンが発表した「2014年 年間本ランキング」の文庫部門において第2位にランクインした作品となっています。
そんな本作品ですが、映画は日本で2014年3月から公開がされており、監督は「アヒルと鴨のコインロッカー」や「ジェネラル・ルージュの凱旋」など、小説を原作とした実写映画作品を多く手がけてきた中村義洋が務めました。
また本作品では、原作で架空のSNSと表記されていた部分を実在するTwitterに変えたり、物語を一部変更したりと映像化にあたっての変更がされており、作品の世界観をリアルに感じることのできる作品となりました。
こうした変更もあって、本作品の主演を務めた井上真央は第38回日本アカデミー賞の優秀主演女優賞を受賞しており、作品自体も映画界から大きな評価を得ることとなりました。
あらすじ
ある日、長野県しぐれ谷国定公園内において焼死体が発見されます。
警察の調べによると、その焼死体は化粧品会社「日の出化粧品」に勤める美人女性・三木典子であることが判明。
また、遺体が滅多刺しにされた後に燃やされていたことから、警察は他殺と見て捜査を開始したと発表されます。
その後、この事件は美人OLが殺害された事件としてマスコミに大きく取り上げられ、ネット上でも三木が勤めていた化粧品会社の目玉商品になぞられて「白ゆき姫殺人事件」という呼び名が付くなど、大きな話題となりました。
そして、ワイドショー番組「カベミミッ!」の製作を請け負う契約ディレクターの赤星雄治も、番組で事件を取り上げるべく独自の調査に乗り出します。
その結果、赤星はとある女性にたどり着きます。
その女性は城野美姫と言い、地味で目立たない城野と華やかで目立っていた三木は同期であったことから、何かと比較対象にされていたと言います。
また、城野は交際相手を三木に奪われた過去もあったため、赤星は城野が犯人だと断定し、確証を得ていないのにも関わらず報道をしてしまいます。
そんな赤星の報道による反響は大きく、ネットを中心に城野を犯人視する声が大きくなり、城野の学歴や実名、社内での振る舞いまでもがネット上で晒されるようになります。
果たして、本当に城野が犯人なのか。湊かなえが描く、人間の浅はかさを鋭く描いた新感覚ミステリーの結末は、ぜひご鑑賞してお楽しみください。
登場人物
・城野美姫/役:井上真央
本作品の主人公。
化粧品会社「日の出化粧品」の社員で、大人しい性格と地味な雰囲気から、同期の三木典子とは何かと比較されていた。小学校時代はいじめにあっており、その当時の親友であった谷村夕子のことは、現在でも大切な存在として認識している。
・赤星雄治/綾野剛
映像制作会社「TAG」の映像ディレクター。
事件が大きく報道される前に、「日の出化粧品」の社員である狩野里沙子から「白ゆき姫殺人事件」のことを聞き、独自の取材を始める。ワイドショー番組「カベミミッ!」の製作を請け負う契約ディレクターであり、視聴率や関心を引くために都合の良い編集をすることもある。
・三木典子/役:菜々緒
化粧品会社「日の出化粧品」の社員。
社内一といわれている綺麗な容姿だけでなく、後輩の面倒見や仕事のできも良いため、多くの人から慕われる存在。「白ゆき姫殺人事件」と呼ばれる事件の被害者で、長野県にある公園の中で焼死体となって発見された。
・狩野里沙子/役:蓮沸美沙子
化粧品会社「日の出化粧品」の社員。
三木典子や城野美姫の後輩として「日の出化粧品」に入社しており、三木とはパートナーとして業務をこなす関係。赤星雄治とは高校時代からの友人で、「白ゆき姫殺人事件」の情報提供をするほか、取材にも積極的に協力している。
感想/ネタバレ
SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の普及により、誰もが自由に発言できる場を持ち、誰とでも繋がることができる社会となりました。
しかし、こうした便利さと引き換えに、悪質動画やネットいじめなど、SNSの性質を使った悪い面も目立つようになり、近年ではこれらが問題視されるようにもなっています。
そして、こうした社会の流れを汲み、近年ではSNSを利用した犯罪や誹謗中傷による事件を描いた作品が多く発表されるようになりました。
本作品においても、そうした流れの中で制作されており、主人公である城野美姫がネット上で犯人と決め付けられたり、個人情報が晒されたりするシーンが登場します。
そうする事によってSNSの凶暴性や脆弱性が強く表現されているのですが、よりリアルに感じるための映画独自の設定として、SNSが架空の媒体ではなく、実在するTwitterが使用されているのです。
また、今回はTwitter側が本作品の制作に全面協力しているということもあり、名前の使用だけでなく、画面や仕様など全てを使用しているため、観客は一層リアルにSNSの怖さなどを感じられる仕組みになっています。
映画オリジナルの設定を加え、イヤミス界の女王と呼ばれる湊かなえの世界観を一層リアルに感じることができるようになった本作品。
その世界観は、ぜひご鑑賞してお楽しみください。