南極料理人配信しているVODサービス比較
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料金 | 1999円/月 | 933円/月 | 562円/月 | 933円/月 | 400円/月 |
無料期間 | 31日間 | 14日間 | 30日間 | 30日間 | 30日間 |
シリーズ配信数 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
視聴方法 | 定額見放題 | 定額見放題 | 定額見放題 | レンタル | レンタル |
U-NEXT | |
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作品概要
海上保安官として実際に南極地域観測隊に参加した体験を踏まえて執筆された西村淳によるエッセイ「面白南極料理人」が原作の実写映画作品。映画は日本で2009年8月に公開されています。
海上保安庁に所属し、南極観測隊のメンバーとして南極大陸に派遣されることとなった西村淳を中心に、そこで勤務する南極観測隊員の日常を描いた本作品。西村が作る食事を通して南極での過酷な生活を、ユーモアを交えながら描き上げるという斬新な視点などが評価され、第50回日本映画監督協会新人賞の最終候補作品に選ばれたり、2009年度新藤兼人賞金賞や第29回藤本賞新人賞を受賞したりしています。
映画の公開から10年近く経つ今日においても幅広い人気を得ている本作品は、2019年1月より「面白南極料理人」というタイトルでテレビドラマ化が決定しています。
キャストは、映画では堺雅人が務めた主人公の西村淳を浜野健太が務めるなど、映画とは異なるキャストが採用されています。
あらすじ
海上保安庁に所属する主人公の西村淳は、妻と子供2人を残して南極観測隊員として南極にあるドームふじ観測拠点へ出向することを命じられたところから物語は始まります。
南極大陸にある昭和基地からも遠く離れた陸の孤島と呼ばれるドームふじ観測拠点で、越冬しようとしている隊員は8名。そこへ西村は、調理担当として新たにメンバーに加わることとなります。
バイ菌もなければペンギンやアザラシといった動物もいない氷点下54度以下のドームふじ観測拠点。トイレは丸見えで、日本の家族に電話するのも1分740円もかかるという壮絶な環境の中で生活を共にしなければいけない隊員たち。
そんな隊員たちにとって日々の楽しみは、みんなで一緒にご飯を食べること。
調理担当の西村は、隊員たちにとってより楽しい食事となるように少ない資源の中で飽きさせないメニュー作りに奮闘します。ぶりの照り焼きやお刺身、さわらの塩焼きといった家庭的なものから伊勢海老のエビフライといった豪華な料理まで。
また、時にはラーメンや衣がベチャベチャのからあげなど、料理と言い難いものも含めて西村の思いがこもった料理が短編形式で紹介される作品となっています。
出演者/キャスト
・西村淳/役:堺雅人
本作の主人公。
南極に出向になるはずだった同僚が交通事故を起こしてしまったため、代理として南極大陸に派遣されることとなった。妻と子ども2人がおり、ドームふじ観測拠点内では「西村くん」と呼ばれている。
・本山ヒデユキ/役:生瀬勝久
雪氷学者、ドームふじ観測拠点では「本さん」と呼ばれている。
無口で生真面目な性格をしている。誕生日には、「でかい肉が食べたい」という要望により丸焼きの牛ステーキ(肉を棒にくくりつけて直接火にかけたもの)が食卓に上がった。
・川村ヤスシ/役:高良健吾
雪氷サポート、ドームふじ観測拠点内では「兄やん」と呼ばれている。南極大陸に派遣されたことによって、遠距離恋愛となってしまっていた恋人に国際電話で振られてしまう。
その後、顔も見たことない国際電話オペレーターの女性に告白をすることとなる。
・福田マサシ/役:豊原功補
医療担当、ドームふじ観測拠点内では「ドクター」と呼ばれている。
世話を焼くのが好きな性格で、夜になると隊員たちにお手製のカクテルを振る舞い、話を聞いたり悩み相談をしたりしている。普段はニヤニヤとしていて、掴みどころのない人物。
感想/ネタバレ
(日常系作品の至高、何もないが面白い)
本作品は、南極観測隊員のメンバーとして新たに南極大陸に派遣されることとなった西村敦を主人公として、南極大陸にあるドームふじ観測拠点で越冬する8名に料理をふるまう日常を描いた内容となっていますが、この作品では大きな事件が起きたり何かに向かって戦ったりというものは一切なく、通常の映画とはテイストが異なっています。
では、本作品では何を描いているのか。それは何もない「日常」です。
本来であれば、映画は決まった時間において起承転結がはっきりとしていて、何かに向かって協力して立ち向かうといった物語になることが多いですが、本作品では起承転結があまりはっきりとせず、ただ南極観測隊員の日常を切り取った作風となっています。
日常系作品は、その作風から地味と評価されることも少なくありませんが、日常の中にある小さな事件や人間模様に「人間らしさ」を感じることができる独特の世界観を持った作品という魅力を持っています。
そして、そうした日常系作品の中でも日常の切り取り方が巧妙で、堺雅人を初めとした個性豊かな役者たちの演技力が評価されている本作品は日常系作品の至高ともいえます。そのため、まだ日常系作品を観たことのない人にも是非見てもらいたい作品です。
(ご飯をより美味しく感じることができる作品)
本作品は、前述したとおりドームふじ観測拠点で生活する南極観測隊員たちの日常が描かれている作品となっていますが、その中でもメインで描かれているのが調理担当として派遣されてきた西村敦が作る料理です。
通常の料理映画といえば、豪華なものや技術が詰まったものなど見ていて美しい料理が登場することが多いですが、本作品はあくまでも日常系作品となっているため、物資も少ない南極において豪華な料理などは登場しません。
登場するのは、手作りラーメンや衣がベチャベチャの唐揚げなど見ていて美しいとは違った料理ばかりです。
しかし、その料理達には少ない物資と変わらない景色の中で過ごす南極観測隊員たちが少しでも楽しめるようにと西村の想いが込められています。
「料理の参考にしたい!」という感覚にはなりませんが、なんでも調達できる有難さや料理を作ってくれる人の想いを再認識させられ、今より少しだけ普段食べているご飯が美味しく感じる、そんな作品となっています。